前回のあらすじ:
体調を崩しても、義母と旦那は容赦なかった。
もう限界だったA子は、ついにメルマガに登録した。
A子の心に、確実に変化が起き始めていた…
あれから、3ヶ月が経った。
A子は、毎日、メルマガを読んでいた。
そして、そこに書いてあることを、少しずつ実践していった。
子どもが幼稚園に行ってる間。
義母が来ない時間。
夜、旦那が寝た後。
A子は、こっそりと、作業を続けた。
最初は、何も変わらなかった。
でも、A子は諦めなかった。
「絶対に、変わってやる」
その一心で、毎日、少しずつ進めていった。
そして、ある日。
A子のスマホに、通知が来た。
「収入が発生しました」
A子は、その通知を見て、固まった。
金額:3000円。
たった3000円。
でも、A子にとっては、人生が変わる瞬間だった。
「私…稼げた…」
A子は、涙が止まらなかった。
それから、A子は、さらに必死に作業を続けた。
次の月は、1万円。
その次の月は、3万円。
A子は、確信した。
「私、もっと稼げる」
でも、A子は、まだ誰にも言わなかった。
旦那にも、義母にも。
A子は、ただ黙々と、作業を続けていった。
そして、半年後。
A子の収入は、月10万円を超えた。
A子は、自分の通帳を見て、信じられなかった。
「本当に…稼げてる…」
A子は、その日、初めて、自分のために服を買った。
ユニクロじゃない。
しまむらでもない。
ちょっといいブランドの服。
1着、2万円。
A子にとっては、初めての贅沢だった。
その服を着て、鏡を見た。
そこには、久しぶりに笑顔のA子がいた。
「私、変わってる…」
でも、その日の夜。
旦那が、その服に気づいた。
「その服、どうしたんだ」
A子は、咄嗟に嘘をついた。
「実家の母が、買ってくれて…」
旦那は、疑わなかった。
「ふーん」
でも、次の日、義母が来た。
義母は、A子の服を見て、
「あら、新しい服?どこで買ったの?」
A子は、同じ嘘をついた。
「実家の母が…」
義母は、疑った。
「本当に?」
A子は、固まった。
義母は、A子の実家に電話した。
そして、確認した。
A子の母は、服なんて買っていなかった。
義母は、A子を睨んだ。
「嘘ついたわね」
A子は、何も言えなかった。
義母は、旦那に報告した。
その夜、旦那が帰ってきて、A子を問い詰めた。
「お前、嘘ついたのか」
「その服、どこで買ったんだ」
A子は、もう隠せないと思った。
「私…稼いだお金で…」
旦那は、固まった。
「稼いだ…?」
A子は、続けた。
「私、半年前から、在宅で仕事してて…」
「月10万円くらい、稼いでるの…」
旦那は、信じられないという顔をした。
「お前が…10万円…?」
義母も、唖然としていた。
でも、次の瞬間。
旦那が、怒鳴った。
「なんで黙ってたんだ!」
「俺に黙って金稼いでたのか!」
A子は、何も言えなかった。
旦那は、続けた。
「その金、家に入れろ!」
「お前が稼いだ金も、家のもんだ!」
A子は、固まった。
義母も、責めてきた。
「あなた、息子に黙って仕事してたの?」
「ありえないわ」
「その金、全部家に入れなさい」
A子は、何も言えなかった。
でも、その時。
A子の中で、何かが切れた。
「嫌です」
A子は、初めて、義母と旦那に言い返した。
「私が稼いだお金です」
「私のものです」
旦那は、唖然とした。
義母も、信じられないという顔をした。
旦那が、怒鳴った。
「お前、何様のつもりだ!」
「俺が稼いだ金で生活してるくせに!」
A子は、続けた。
「じゃあ、私、もう生活費いりません」
「自分で稼ぎますから」
旦那は、固まった。
義母も、何も言えなかった。
A子は、続けた。
「それと、お義母さん、もう毎日来ないでください」
「私、自分でできますから」
義母は、顔を真っ赤にした。
「何を言ってるの!」
「あなた、私がいないと何もできないくせに!」
A子は、冷静に言った。
「できます。もう、大丈夫です」
義母は、何も言えなくなった。
その夜、A子は、子どもたちと一緒に寝た。
旦那は、リビングで一人で寝ていた。
A子は、久しぶりに、ぐっすり眠れた。
【次回予告】
A子の人生は、ここから大きく変わる。
そして、今のA子は…
次回、「逆転」(最終話)に続く。
※この話は、私の知人A子から聞いた実話をベースにしています。
※一部、プライバシー保護のため、フェイクを入れています。
—
「私もA子と同じ…」
そう思ったあなたへ。
夫や義母に見下される生活、もう終わりにしませんか?
A子は、ある方法で人生を変えました。
そして今、自由に生きています。
幸せになった方法はこちら
(作者のプロフィールに飛びます)
