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【修羅場】パート先の若い女に見下され続けた53歳の私が、人生を変えるまでの話【4/5】

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前回の続き。

B子が決意してから、1ヶ月が経った。

毎日、朝5時に起きて、両親の世話。パートに行って、倉庫で働く。15時に帰宅して、また両親の世話。

そして、22時から深夜2時まで、パソコンに向かう日々。

睡眠時間は3時間。

でも、B子の目は、以前と違って輝いていた。

メルマガで学んだ方法を、一つ一つ実践していた。

最初の1ヶ月の収入は、たった5,000円。

でも、B子は諦めなかった。

「必ず、できる」

そして、2ヶ月目。

収入が3万円になった。

3ヶ月目。

収入が8万円になった。パートと同じ額。

B子は、信じられなかった。

「本当に…稼げてる…」

でも、まだパートは辞められない。安定するまでは、続けなければ。

そして、4ヶ月目。

月曜日の朝。

B子が倉庫で作業をしていると、C美が入ってきた。

「B子さん、これもやっといて」

相変わらずの態度。

でも、B子は笑顔で答えた。

「はい、わかりました」

C美は、少し驚いた顔をした。

「何、その余裕?」

「いえ、別に」

「まあいいけど。おばさん、最近変わったね。何かあった?」

「いえ、何も」

B子は、スマホを見た。

銀行口座の残高。

今月の副業収入は、すでに12万円を超えていた。

「もう少し…もう少しだけ…」

そして、5ヶ月目。

B子の副業収入が、20万円を超えた。

パートの2.5倍。

B子は、決めた。

「辞めよう」

翌日、B子は課長に退職願を出した。

「え、B子さん、辞めるの?」

「はい。一身上の都合で」

「そうか…介護が大変なのかな」

「いえ、そういうわけでは…」

「まあ、残念だけど。お疲れ様」

課長は、特に引き止めなかった。

その日の昼、C美が倉庫に来た。

「B子さん、辞めるって本当?」

「はい」

「へー。まあ、いいんじゃない?おばさん、ここにいても邪魔だし」

「そうですね」

B子は、笑顔で答えた。

C美は、その笑顔が気に入らなかった。

「何その余裕?次の仕事、決まってるの?」

「いえ、まだです」

「じゃあ、無職じゃん。53歳で無職って、ヤバくない?」

「大丈夫です」

「何が大丈夫なの?親の介護費用、どうするの?」

「それも、大丈夫です」

B子は、それ以上何も言わなかった。

C美は、イライラしながら倉庫を出て行った。

そして、B子の最終出勤日。

B子は、段ボールに私物を詰めた。

同僚たちは、特に声をかけてこなかった。

C美も、無視していた。

「それでは、お世話になりました」

B子は、深く頭を下げて、会社を出た。

外に出ると、空が青かった。

「自由だ…」

B子は、深呼吸した。

そして、その日の夜。

B子は、副業を本業に切り替えた。

1ヶ月後。

収入が30万円を超えた。

2ヶ月後。

収入が50万円を超えた。

B子は、信じられなかった。

パートの6倍以上。

「本当に…変わった…」

母のショートステイも利用できるようになった。父の訪問介護も週3回。

自分の時間も増えた。美容院にも行けるようになった。新しい服も買えた。

そして、ある日。

スーパーで買い物をしていると、C美と遭遇した。

「あ…B子さん?」

C美は、B子を見て驚いた。

B子は、明らかに変わっていた。

髪はツヤツヤ。服も綺麗。表情も明るい。

「こんにちは、C美さん」

「あ、うん…元気そうだね」

「はい、おかげさまで」

「次の仕事、見つかったの?」

「はい。在宅で仕事してます」

「へー。パート?」

「いえ、個人事業です」

「個人事業?おばさんが?」

C美は、少しバカにした口調で言った。

「はい。おかげで、パートの時より稼げるようになりました」

「え…どれくらい?」

「まあ、パートの5倍くらいですかね」

C美の顔が、固まった。

「5倍…?」

「はい。それでは、失礼します」

B子は、笑顔で去っていった。

C美は、その場に立ち尽くした。

そして、次の日。

C美から、B子にLINEが来た。

『B子さん、あの、ちょっと聞きたいことがあるんですけど…』

B子は、画面を見て、微笑んだ。

「まさか…」

【続く】

※最終回、C美が土下座する瞬間。そして、B子の現在とは…!

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

年収300万円会社員。鬼女速、修羅場速報などを見ながら憂さ晴らし。
コロナの影響で無職になり、どん底から億女になった私。
お世話になったお礼に、修羅場の話をまとめました

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